採用情報

採用情報

社員紹介

石川 壱稀

成形工場 1級技能士

石川 壱稀

2012年4月入社

1級技能士として、
もっと頼られる存在になりたい。

仕事内容について教えてください。

成型工場で、プラスチック製品の製造を手掛けています。工程としては、射出成形機という機械で原料の樹脂を溶かし、製品ごとの金型に流し込み、最後に冷却するという流れです。ただし、これだけでは完了しません。プラスチック成形の際には、不完全な成形品ができる“ショートショット”、製品の縁などに材料がはみ出してできる“バリ”や“色ムラ”など、小さな不良が出てきます。常に検品してそれらを発見し、その都度、機械の調整を施さなければいけません。条件設定や機械の操作法など、適切に製品を作るためには知識と経験が必要となります。
私が特に面白みを感じるのは、新製品の製造です。新しい金型を機械に載せるための条件設定や、適切な原料の量についてなど、全て最初から一つひとつ考えて実施していきます。当然、最初は不良品が出てくるので、先輩や工場長に確認しながら解決していきます。手間が掛かる作業なので大変ですが、それだけに大きなやりがいを感じています。

石川 壱稀

1級技能士の資格を取得されているそうですね。

入社3年目に国家資格であるプラスチック成形技能士2級を取得し、その後も2級取得後に2年以上の実務経験が求められる1級技能士の試験にも合格できました。試験には実技と筆記があり、実技試験では、実際に試作品の製造を行います。受験の準備として、先輩から教えてもらうなどして対策をしました。筆記試験については、会社が貸し出してくれる問題集や解説書を使って勉強しました。その結果、緊張しながらも一発合格できました。当社には最上位の特級を含め、技能士が私以外に30名以上もいます。すでに試験にパスしている先輩方が多い環境でしたので、試験のコツやポイントを教えてもらえて、非常にありがたかったです。
1級を取得したことで職位も上がり、私自身の中にはさらなる責任感が生まれています。日常におけるミスの低減はもちろん、後輩のスタッフが直せない不良品が出た場合に、直すだけでなく、なぜその方法で直るのかを教えてあげたり、他の方法についても伝えてあげたりできる存在になりたいです。先輩からも今まで以上に頼られるようにならなければいけないと思います。

石川 壱稀

入社のきっかけは何でしたか?

当時、地元企業を見て回っていた折に、当社の求人票を目にして見学に足を運びました。決め手となったのは、何よりも工場内が非常にキレイだったことです。それまでの就職活動で訪問した工場のイメージとはかけ離れている環境に驚いたのを覚えています。さらに、広々とした空間からは他の人との接触などのトラブルが生じにくいだろうと感じ、安全な職場であることが想像できました。
また、見学時、スタッフの皆さんを見て、自分と同世代が多くて雰囲気も良さそうだと思ったことも当社に就職を決める大きな理由となりました。入社してみると、思っていた通り溶け込みやすかったです。仕事終わりにはよく皆で食事に行きますし、プライベートでも仲良くさせてもらっています。先輩は皆さん本当に親切です。小さなことでも丁寧に教えてくれて、ストレスなく知識や技術を身につけていくことができます。

石川 壱稀

人事からのコメント

石川君は明るい人柄で、周囲からとても慕われている人物です。高校時代は野球部の副主将だったこともあり、チームのまとめ役としても頼りにされています。一級成形技能士の試験に合格後、次の特級の資格も取得できるよう、仕事にも技術の習得にも熱心に取り組んでくれています。
製造職は技能士としての資格と職位が連動しているため、入社後の課題や努力目標が鮮明な部署だと言えます。最短で6年後に主任(係長)、12年後に管理職および上位専門職といったように昇級の基準が明確です。社内で昇進が一番早い部署だとも言えます。技能士の先輩が多くいる職場ですので、後につづく若手社員も順調に資格を取得し、仕事の技量を向上させています。
石川君もそうですが、当社では若手社員が早く結婚し、子供をもうけるケースが多く見られます。地域性もあるでしょうが、妻帯し子供を養育できる基盤を会社としても提供できているからだとも考えられます。なので福井に住む若い女性にとって将来性豊かなナカヤ化学産業・今立事業所の若手社員は結婚相手として有望だと思いますよ(笑)。